Theory-of-Kのブログ

やわらかく生きる

『Ergo Proxy』

Ergo Proxy

評価4/5

SF ロードムービー

キーワードはナウシカ、退廃的未来、心、存在

久々に4点台、世界観は退廃的未来。人類、亜人、機械(オートレイヴ)、神の代理人などが織りなす物語。
この手の作風ではありがちだが、主人公の煮え切らない態度の描写や、スロウでグダリ気味の展開などが減点ポイントかな。
ある程度はしょうがないとは思うが、ギアスのようにテンポがいい作品と比べるとやや退屈になる時があり辛い。
また一通り見た時に、ナウシカの亜種と認識することとなった。退廃SFだとジブリがどうしても挙がってくる。
ラストの方でかなりこの世界のネタバレ的説明がなされるが、漫画版ではアニメで詳しくは語られない機械側やコギトウイルスを主題にして描かれているらしい。
AIがプログラムなのはよくよく考えたら当たり前で、電磁波によるウイルス感染というのも今現在となっては別段不思議ではないと文明の発展を感じる。
またターミネーターの心理観点などを追った作品ともいえる。存在意義と心の面で。
マイナーアニメだが作画や音楽を含めかなり完成度が高いと思う。

 

とりあえず1回みただけの感想はこの辺で、また書くかも。