おっとトランプ勝ったかな?
まあ追々それについては触れることとしよう。
さて冨樫Hunterだが、・・・うん。
実は昨日も感想書いてみたが、一回消した。なんとなく。
だが、やはりメモ残ししておくかと。
岡田さんによる、宮崎駿伝で、それじゃあ手塚治虫じゃないかというフレーズがある。
これは、手塚先生による作風がエンタメとして、あるいは文学として明らかすぎるという批判だという。
さらに言うなら、高畑さんによる宮崎批判にも繋がると思われる。
Hunterもなんだか自分にはそのような形になってきてしまっている。
基本的に漫画、アニメでの回想手法は悪手であると思う。大体において、それは伏線の張り方が下手な作家の手法に見える。最近でもないが、よく言われるようになったのは、回想は負けフラグ、というやつ。
仮に負けフラグではないにしろ、第一に話のテンポが悪くなる。どうしてもここぞという時以外、回想手法はやめてもらいたい。ましてや、レギュラーのようにバトルファンタジーで使われるのはどうかと思う、例、鬼滅など。
言い訳がましい主張に見えるわけだ。こんな不幸な生い立ちがあったんですよと。それはそうかもしれないが、創作としては評価できない。
今回の王位継承戦も、伏線の張り方はうまくないように感じる。
まずなぜ旅団が船に乗ったのかの明確な、あるいは表向きの理由がない。これを最初に読んだとき、まず思うのが、ああまたご都合展開かと。しかも蓋を開けてみればかなり大規模な群像劇で、表面的にみれば面白くならないわけがないドーピング展開だ。
念獣とかもでてきてるし、ジョイント型やら無敵型やら、レベルやら、どうにもインスタントな印象ばかりが残る。
これらは、今までの流れで言えば、グリードアイランドという特殊空間だから許されたような内容だ。どうにも作品が安易になってきている。
つっこみどころも増えている。
リンチの念能力、これも安易すぎる。念能力という超能力がある世界でこんな無節操な能力を簡単に使えるわけがない。条件として、かなり信頼のおける用心棒がいる場合のみだろう。案の定ボノにやられる始末、そらそうだ。自分の秘密をばらされてそいつがヤバいやつなら殺されるわな。パクノダの下位互換やん。そのパクノダでさえ慎重に振舞っていたのに。
ヒソカのあの余裕も意味不明だし。相変わらず謎の旅団個人レース(ヒソカ優遇行動)だし。まーたゾル家参加させてるし。
期待の12支んは影が薄すぎるし。まぬけに見えてしまう。
ビスケとはんぞーもどこ行ったんだか。表面上何も起きてないならともかく、これだけ動いて、ハンターってこんなまぬけだらけなのかと。
大規模群像劇に挑戦したはいいが、完全にキャパオーバーに感じるね。
船が沈む危険なんかも描かれているが、そりゃ念がある世界でこんなやつらのさばらせたらそうなるわ、爆弾何個も積んでるようなものだし。