これもなあ、☆2ぐらいかな。
連想作品としては、『パーフェクトワールド(ケビン・コスナーとかの)』、『バトルロワイヤル』、『ぼくらシリーズ』かな。
最初の設定は面白いと思う。掴みはOKというか掴みだけOK。
だけど最初から破綻してるんだよねこの作品。
だってこの設定自体が既にMAXの危機なわけだから、後の展開はそれを凌駕するかギャグ調にもっていくしか整合性はとれないと考える。結局このころ先生以外は普通のありふれた学園モノという感じにしかならなかった。
作者を調べると風刺というキーワードが挙がっていたが、どうもキャラが歪んだ系が多くブラック気味。そういうキャラが力が入っておりそれ以外のキャラはかなり薄かったりテンプレだったりで魅力がない。
自分は世界観や背景描写をかなり重視するので、この設定でこの先生、生徒周りだけがメインに描かれるのは到底説得力がないし、最初に言ったとおりシリアス展開もシリアスになるわけがない。この先生の背景の謎やきっかけの女性周りもイマイチだし、最後の先生から生徒への感情や教訓がメインなんだろうけど、それはなかなか王道でいいこといっているんだけどそれ以外が正直あまりうまくない。
暗殺を通してオチこぼれ生徒を育てるというぶっとんだ設定だけど、それを支える土台や世界観が貧弱なのが残念な作品だった。
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